みなさん、こんにちは。4月末より5ヶ月以上続いていた緊急事態宣言がようやく解除になりましたね。
蛇足ですが、先々週は久しぶりに本栖湖へキャンプに行ってきました。緊急事態宣言が解除になった初の週末ということで、レジャーに出掛ける車で高速道路はどこも大渋滞でしたね~。我が家も、帰り道には酷い渋滞に巻き込まれてしまいました^^;
そして、キャンプ場も想い想いにキャンプをする人達で賑わっていましたし、キャンプ帰りに立ち寄った観光地もたくさんの人で溢れていました。街が活気を取り戻したことが感じられて嬉しいですね。このままコロナも落ち着いてくれるとよいのになぁと楽天的に考えている今日この頃です(笑)。なおキャンプの様子は近々、別の機会に綴っていきたいなと思っております。
さて、前回の第2回からまた時間が空いてしまいましたが、岩手・青森への車旅第3回は、いよいよ下北半島に突入し、本州最北端の地、大間へと至ります。
未読の方は、前回までの分もぜひご覧いただけると嬉しいです!
5日目:青森県(下北半島突入~大間へ)
道の駅とわだ・とわだぴあで車中泊した翌日(前回の記事はこちら)。いよいよ下北半島に向けて出発。七戸町や風間浦村は大雨の影響で引き続き通行止め状態だったのですが、WEBやGoogleMapを使って調べてみたところ、山間部の迂回路を使えば、多少時間はかかりますが、なんとか大間まで辿り着けそう。途中、イタコの口寄せで有名な恐山を参拝してから大間に向かうルートにしました。

道中で「道の駅しちのへ」や、むつ市にある「あらそば」に立ち寄ったりしながら、恐山を目指してひたすら走ります。道の駅しちのへからあらそばまでは、約70km2時間弱の距離、あらそばから恐山は約10kmと距離は短いのですが、「むつ恐山公園大畑線」という山間道路を通るため、40分程かかりました。合計3時間程のなかなかのロングドライブになりました。




霊場恐山に到着。まさに極楽浄土のような景観に心を鷲掴みに
恐山を目指して山道を登っていくと、太鼓橋が見えて来ました。生憎架け替え中で渡ることはできませんでしたが、この世とあの世との架け橋と言われているだけあって、異様な雰囲気というか、エメラルドグリーンの綺麗な川の色が、まさに三途の川を彷彿させる景観でした。残念ながら老朽化のため改修中で渡れませんでしたが、記念にパチリ。2022年の夏に再建予定だそうです。
また、太鼓橋の隣には奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)の像も。三途の川で身ぐるみを剥がすのが奪衣婆。その衣類を懸衣翁が受け取って、かたわらの柳の枝に懸け、その枝の垂れ具合で生前の悪業の軽重を推量するんだとか。


太鼓橋の見学後、車に戻り少し進むと、恐山の入り口がありました。恐山に入山し門をくぐって奥の方へと歩いていくと、その先が硫黄の立ち籠める岩場地帯になっており、本当に地獄のような雰囲気を感じさせます。参拝コースは一周約3kmあって、約40分かけて一周することができます。実際に火山岩でできた136の地獄に見立てられた場所があり、無間地獄、賭博地獄、血の池地獄など、罪の種類などにより様々な名前が付けられています。そして、岩場地帯を抜けると、それまでの景色が一変。「極楽浜」と呼ばれるエメラルドグリーンの湖が姿を現します。南国のビーチのような雰囲気があり、死後の世界ってこんな感じなのかなぁ…などと思わず考えを巡らせてしまいます。





参拝コースを歩き終え、入り口の方に戻ると、来たときには使用不可だった湯小屋に入れるようになっていたので、せっかくだし浸かることにしました。そう、ここ恐山には温泉があるんです。恐山の参拝者は自由に浸かることができるようになっています。霊場に温泉という組み合わせに違和感を感じるのですが、昔は境内を参拝する前に、参拝者全員が身を清めるために入浴していたそうです。
なお、温泉は2つ湯船があったのですが、片方に入ったところちょうど良い湯加減だったので、そのまま隣の湯船にも何気なく足を入れたところ、昔TVであった熱湯コマーシャルのようなノリで、「あちぃぃぃ〜!」と飛び上がってしまうくらいの熱湯になっていましたw
そのせいで、それから丸1日くらいは常に足が火照ってヒリヒリした状態になり、軽度のやけどを負ったような足になってしまいました。こんな熱い湯に浸かれる人がいるんでしょうか。もしかして温度調整中だったのかも?もしそうならちゃんと注意書きを残しておいて欲しかったです(泣)



大間崎テントサイトで車中泊
恐山を後にし、更に北上して大間を目指します。(その前に薬局に立ち寄ってやけどの薬を購入w)行く直前に知ったのですが、なんと、大間崎には大間市役場が管理している無料の駐車場付きのテントサイトがあり、大間観光の拠点として利用ができるとのこと。いやはや、観光地にも関わらず、無料で解放しているとはなんて太っ腹なのでしょうか。さすがは『黒いダイヤ』と言われる、大間まぐろで儲かっているだけありますね~(笑)まずはテントサイトを目的地に設定。恐山から大間崎までは、最初の方にお見せした山間部の国道46号かもしかラインを経由して約70km程の距離を走りました。
そして、大間に到着した頃には既に辺りが暗くなっていたので、来る途中にスーパーで購入したお惣菜で夕食を済ませました。テントサイトから大間崎まで食後の運動がてら散歩した程度で、あとはキャンカーでゆっくりと過ごしました。




6日目:青森県(本州最北端の地、大間でキャンプ)
翌日。朝起きてすぐに、大間に来た最大の目的である「まぐろ丼」を食べるため、近くにある「あけみちゃん号」へ。大間崎のテントサイト周辺には、漁師さんが運営する食堂がたくさん営業しているのですが、中でもレビューの良かったこのお店をチョイス。朝起きて徒歩30秒も歩けば、極上のまぐろに出会えるできるなんて幸せですよね。大間に来てよかった~。




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また、どこのお店でも店の軒下にはタコ足が干してあったので、おつまみ用に購入。これも大変美味でした!こちらは、あけみちゃん号の隣にあったタコ足専門で販売していたおばあちゃんから買いました!

食事の後、周辺を散歩してから、昨日はタイミングが悪く入れなかったお風呂に行くことにしました。
おおま温泉海峡保養センターでさっぱり
おおま温泉海峡保養センターは、大間崎テントサイトから車で3km程の距離にあります。浴槽一つとサウナのみのシンプルな感じですが、大人400円、小学生330円、幼児170円とリーズナブルですし、テントサイトから近いので、車中泊やテントでキャンプして過ごした人にはおすすめです。日帰り温泉の営業時間は8時〜21時までやっています。


大間崎テントサイトでまったり
お風呂でさっぱりした後は、テントサイトに戻りゆっくりと過ごすことに。途中で前日の夜ご飯を調達したMAEDAに立ち寄り食材を購入。テントサイトにある炊事棟で調理をしてキャンプ気分を味わいました。今回の旅では、台風の影響で秋田のキャンプを泣く泣くキャンセルしていたので、思わぬところで埋め合わせができて良かったです。

ご飯を食べた後も、芝生にチェアを出してお酒を飲んだり、たまたま都内から来た方に声を掛けられて世間話をしたりと、今回の旅で一番まったりとした優雅な時間を過ごすことができたのではないでしょうか。



そして、夜ご飯も炊事湯でカップ焼きそばを作って済ませてしまいましたw大間、本州最北端ということもあってか、本州の観光地とは良い意味で異なる雰囲気があり、とても気に入りました。長期の休みがないとなかなか来る機会も作れないので、今回思い切って遠路はるばるやってきて正解でした。そして、大間崎から対岸に見える北海道の函館市を眺めていると、いっそのこと北海道まで渡ってしまおうかと、そんな気にもさせてくれますね(笑)


次回の第4回でいよいよ岩手・青森の旅も最終回。仏ヶ浦や酸ヶ湯の観光レポートを中心に書いていこうと思います。
続き(最終回)はこちらから!
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