2021夏休み、岩手・青森への車旅に行ってきた!其の二


岩手・青森への車旅、全4回中の第2回は、旅行3日目の岩手県宮古市観光から始まり、いよいよ青森県へと入っていきます。なおちょうどこの頃、台風9号から変わった温帯低気圧に伴う大雨の影響で、むつ市や七戸町、風間浦村などで土砂崩れや落石などの自然災害が相次ぎ、大変な事態になっていました。あとから知ったのですが、都内の方ではあまりニュースで詳しく取り上げられていなかったようですね。被害を受けられました皆様には心からお見舞い申し上げます。

自分達はこの時点で、十和田湖でのキャンプの予定をキャンセルし、大間岬のある下北半島まで北上したいと考えていました。ただ、温帯低気圧に伴う大雨の影響を考慮し、警報が発令されている洪水や土砂災害などのリスクがありそうな場所には近寄らないようにしていたため、あまり移動をせずに過ごした2日間となりました。それでは、岩手県の龍泉洞や、青森県の日帰り温泉巡り・食レポなどを中心に紹介していきたいと思います。

第1回はこちらからご覧ください!

目次

3日目:岩手県(宮古市観光、龍泉洞~青森県へ)

朝から贅沢に海鮮丼でスタート

前日の夜から、道の駅シートピアなあどで車中泊をしていたのですが、朝ごはんは近くにある宮古市魚菜市場に行き、海鮮丼を食べることにしました。前日の夜は、スーパーのお惣菜で済ませたので、今日は朝から贅沢にいきますw

宮古市魚菜市場は、多くの個人商店と岩手生協も入っており、観光客だけでなく地元の方々もたくさんいて賑わっていました。目当てのお店は「丼の店おいかわ」。なんと朝8時から営業しています。但しこの日はコロナウイルスの影響で10時半~15時までの時短営業。8時から入れると思っていたため、早く着きすぎてしまい、少し市場内を回ってから、店の前で並んでオープンを待ちました。自分の目当てはうに丼だったのですが、時価表記だったので値段を聞いてみたところ3,000円とのこと。思ったより高かったので、どうしようかなーと迷いましたが、これから大間の方に行くのであればまだ新鮮なうにを食べるチャンスはあるので、今回はサーモンいくら丼をチョイス。息子は安定のまぐろ丼、妻は宮古海鮮丼を注文。朝から豪勢な食事ができて大満足です。

魚菜市場まではシートピアなあどから10分足らずの距離。

中は飲食店のほかに、個人商店がたくさん。新鮮な三陸の海の幸が販売されていました。

売られている海の幸をみたり生協で買い物したりしながら市場内をみて回り、開店を待ちます。

こちらがサーモンいくら丼。たっぷりといくらが乗っていて贅沢。2,500円(税込)

まぐろ丼もおいしかったようで、普段、朝はあまりたくさん食べない息子もあっという間に完食していましたwこちらは2,250円(税込)

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三陸海岸をドライブ!たろう観光ホテル~三王岩

朝食後、三陸海岸をドライブしながら、途中で観光スポットに立ち寄りつつ、龍泉洞方面へと北上。当初の予定では、明日から十和田湖でキャンプだったので、午前中は買い出しをするはずだったのですが、キャンプがキャンセルになり、時間が空いたので、途中で色々とみて回る余裕ができたのでした。

まずは、宮古市の田老地区にある「道の駅たろう」を目指して北上することに。東日本大震災で津波の被害にあった「たろう観光ホテル」と観光名所の「三王岩」も見て回りました。雨足が強かったこともあり、あまり一つ一つのスポットで時間をかけずに、サクッと見学して写真を撮り終えたらすぐに次の目的地へ。という感じで寄り道しながら、龍泉洞を目指します。

道の駅たろうで休憩して周辺の情報をチェック。実は三王岩は元々ノーチェックだったのですが、こちらで観光スポットとしてかなり推しており、近場だったので、立ち寄ってみることにしたのでした。施設の中は雨が本降りだったためか人はまばらでした。道の駅からたろう観光ホテルまでは車で1~2分と目と鼻の先です。

たろう観光ホテルに到着。当時TVやネットで何度も放送されていたので、まだ記憶に新しいです。被害にあってから当時のまま保存されているので、震災の爪痕をリアルに感じることができます。

震災前の外観が掲出されていました。震災の記憶を風化させることなく後世に伝えていくため、津波遺構として宮古市が取得し、保存をしているそうです。

たろう観光ホテルを見た後は、その足で三王岩へ。入り口に車を停めて少し山道を登ると展望台があります。

展望台から眺める三王岩。真ん中の大きな岩が「男岩」と呼ばれる高さ50mの大岩。写真だと伝わりづらいのですが、遠くからでもなかなかの迫力です!

龍泉洞を探検

三王岩を観光した後、そのまま三陸海岸を北上して、お昼過ぎ頃には龍泉洞に到着。まだ大粒の雨が降り続いていましたが、龍泉洞は観光客の方々がたくさんいて割と混雑していました。入り口でチケットを購入し入洞。入場料は、大人(高校生以上)が1,100円、小・中学生は半額の550円で入れます。この日は夏だということを忘れてしまうくらい涼しい日でしたが、鍾乳洞の中はさらにひんやりとしていて、Tシャツでは寒いと感じてしまうレベルでした。それもそのはず、中の温度計をみると気温は約10度。そりゃ肌寒く感じるはずです。ウェブサイトに気温の情報は掲載されていたので、完全にチェック不足でした。

なお、龍泉洞は思いのほか奥まで続いており、公開されている場所だけで約700mあり、現在も調査が継続されているのですが、総延長は5,000m以上あるのではないかと想定されているそうです。青でライトアップされた鍾乳洞の中を進んでいくのは、冒険気分が味わえて楽しかったです。息子達はじっくり鑑賞するのが苦手で、どんどん先へ先へと進んでいってしまうので、追いかけるのが大変でしたが(笑)

余談ですが、ブログを書くため龍泉洞のウェブサイトをみていたら、大雨の増水と岩手県の緊急事態宣言の発令に伴い、ちょうど自分達が訪問した翌日の8月10日から9月13日までの間、閉洞していたようです。1日遅れていたらアウトでしたね。危なかった^^;

中に入るとすぐにライトアップされた鍾乳洞が現れ、幻想的な世界へといざなわれます。

至るところに地底湖が広がっていて、非日常的な佇まい。中を覗くと、なんだか惹き込まれてしまい目を離せない。そんな不思議な感覚にさせてくれます。

90年以上前から天然記念物に指定されているそうです。そして出ました。日本三大◯◯◯(笑)観光地に行くと必ずと言っていい程みかける表現ですね。まぁ個人的には嫌いじゃない、というかむしろ好きですw有名な場所に来れたんだな~と言う気にさせてくれるので(笑)

この時点での洞内の気温は10.9℃。ただ、湿気が90%を超えているためか、肌寒いのは最初だけで、慣れるとそこまで寒くは感じなかったです。

奥には天然のワンセラーのほか、龍泉洞の歴史を振り返ることのできるミニ写真展がありました。

いよいよ青森入り。まずはB級グルメのバラ焼きを食す

龍泉洞を出ると、国道340号経由で約140km程北上していよいよ青森へと入ります。大雨の情報をチェックしがら、ひとまずこの日は三沢にある「道の駅おがわら湖湖遊館」で車中泊をする計画を立てました。そして、道の駅に向かう前に腹ごしらえ。青森で行きたいお店はいくつかピックアップをしていたのですが、中でも、青森発のB級グルメバラ焼き発祥のお店「赤のれん」が気になったので、行ってみることにしました。

店内に入ると、ガテン系っぽい男性客の団体や、仕事帰りのサラリーマン達などで賑わっていました。さすがB級グルメのお店だけあって客層が渋かったですwさて、肝心のバラ焼きですが、タレの味が絶妙で、普段食べている所謂肉炒めとは違った味わいで、めちゃくちゃ美味しかったです。ご飯がススムススム。そして家族全員で飲み食いして3,000円ちょいと、コスパ最強のお店でした。近くに立ち寄った際にはぜひ試していただきたいおすすめのお店です!

青森の到着祝いも兼ねて乾杯。まだ運転するので自分はノンアルですが、気分だけでもw

左がバラ焼き650円。右がホルモン焼き650円。リーズナブルで良心的なお店です。ロース(900円)も注文したかったのですが、残念ながら直前に他のお客さんの注文で売り切れに(涙)

肉と玉ねぎをフラットな鉄のプレートにのせて豪快に炒めて食べます。こちらがかなりの旨さ。1皿では足りずにおかわりしました。

ホルモン焼きはこんな感じ。こちらもやみつきになる歯ごたえで、タレともマッチして美味しかったです。

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道の駅おがわら湖湖遊館で、大雨暴風の中の車中泊

お腹が膨れた後はお風呂に浸かってさっぱりしたい。赤のれんから車で5分足らずのところにある「桂温泉」へ行ってみることにしました。こちらのお風呂、驚くほどリーズナブルな価格設定で、家族全員合わせてなんと850円。関東だと大人一人が入れるか入れないかの値段です。しかも温泉ですよ。お風呂も、大浴場にジェットバス、打たせ湯など豊富に用意されていて、サウナも完備されています。いや本当に素晴らしいですね。

お風呂でさっぱりした後は、さら少し北上し「道の駅おがわら湖湖遊館」に移動して車中泊。なお、ちょうどこの日から翌日にかけ、台風9号から変わった温帯低気圧が東北地方を通過する予定で、道の駅の駐車場はガラガラ。それでも数台は停まっていたので、暴風で他の車から何か飛んで来たりするといけないので(笑)隣に車がいないスペースを選んで駐車。

実際にその日の深夜は雨風が相当強まり、車内がガタガタ揺れて、横転してしまわないかと不安になるレベルでした。そんな状況下でしたが、自分以外は肝が据わっているのか、みんなぐっすりと眠っていましたw

入浴料が安い!この価格で温泉に入れるなんて素晴らしいですね~。もし三沢民だったら絶対に通ってしまいますね。

館内は和風のこじんまりとした雰囲気で、とても落ち着く空間でした。

4日目:青森県(三沢市~十和田市)

 

洗濯したりお風呂に入ったり。まったりと1日を過ごす

旅もあっという間に4日目を迎えました。このままさらに北上して大間方面に向かいたい心境でしたが、むつ市・風間浦村などの下北半島は、特に大雨の影響を受けていたので、この日は移動はせず、近場でゆっくりと過ごすことに。本来なら2泊3日でキャンプをする予定だったので、スケジュールに余裕が生まれていたこともあり、焦らず様子を見ることにしたのです。

4日間の旅で洗濯物が溜まってきていたので、道の駅で朝食を済ませてから、まずはコインランドリーで洗濯をして、そのあと日中から温泉でまったり。三沢市は市内になんと12ヶ所もの温泉がある温泉天国なんです。しかも入浴料が格安なのが大きな魅力ですね。この日に行った「まつのゆ」は、前日の桂温泉よりもさらに低価格でしたw

温泉に浸かってまったりと過ごした後、夕食は馬肉を食べようということになり、隣の十和田市にある「馬肉料理吉兆」に向かいます。夜ご飯を食べるにはまだ早い時間だったので、先に車中泊予定の「道の駅とわだ・とわだぴあ」に立ち寄りロケーションをチェック。物産品の販売コーナーでお土産を購入してから、吉兆を目指します。

コインランドリーを普段使わないので、子ども達にとっては珍しかったようで、何気に楽しんでくれてよかったです(笑)

洗濯を終えたら、近くにあるまつのゆへ。平日の日中だったので人も少なく、ゆっくりと快適に過ごせました。

一見銭湯のような佇まい。近くにある温泉旅館松園が営業していて、宿泊客の方は無料で利用できるようです。

三沢市の温泉はとってもリーズブルで驚き。この金額帯が一般的なんですね。

そして、夕食前にイオンのショッピングモールにも立ち寄り、お酒やお菓子などを補充。

とわだ・とわだぴあを視察。道の駅から道路を挟んですぐにコンビニがあるのは便利ですね。

道の駅でアップルジュースを購入。青森に来たら飲まないわけにはいきません(笑)

十和田市にある馬肉料理吉兆で、馬尽くしの夕食

そんなこんなで、夕飯時になってきたので吉兆へ。青森県(特に南部の方は)馬産地として発展してきたという歴史から、青森では一般的に馬肉を食べる習慣があるそうです。(スーパーでも普通に馬肉が売っています!)そして十和田と言えば馬肉!らしく、中でも食べログで見たこちらのお店が気になり訪問したのでした。吉兆では、馬肉鍋に馬刺し、馬肉ユッケとまさに馬尽くし。馬肉鍋という料理は初めて食べましたが、馬肉と味噌味のスープの組み合わせがとても好みでした。馬肉はあっさりしているので味噌とも合いますね。他にも義経鍋と呼ばれる焼肉も気になりましたが、さすがにそこまでは腹に入らないので、また次に来たときにチャレンジしてみたいと思います。これまでずっと海の幸を食べ続けてきた反動からか、そういえば青森に来てからお肉ばかり食べています(笑)

まずは馬刺しから。我が家はみんな馬刺しが大好き。一皿では足りず、おかわりを注文しました。

馬刺し好きの息子はおかわりを前に満足げな表情(笑)

馬肉鍋。味噌味で、馬肉に、しらたき、豆腐、えりんぎ、ねぎなど具材が豊富です。こちらも追加肉を注文するほど、美味しかったです。

馬ユッケ。ちなみに隣に吉兆が運営している精肉店もあり、そこで生肉を購入できるようでした。

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道の駅とわだ・とわだぴあで車中泊

吉兆で馬肉をたらふく食べた後、とわだぴあに戻って車中泊。イオンで購入したお酒を飲みながら、十和田の夜を楽しみました。既に雨風も落ち着いたので安心して眠ることができました(笑)

さて第2回はここまで。翌日はいよいよ下北半島へ向けて出発します。イタコの口寄せで有名な恐山霊場や大間岬、仏ヶ浦など、下北半島もたくさんの魅力が詰まった場所でした。詳しくは次回以降のブログで書いていきますので、こちらを読んでいただいた方は、ぜひ続きもご覧いただけると嬉しいです!

イオンで購入した十和田ワインをさっそく開けます。

続き(第3回)はこちらからご覧ください。

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この記事を書いた人

三重県出身の東京住み。2018年にキャンピングカー をゲットしたことをきっかけにブログでの情報発信を開始。愛車はハイエースベースのラミータ(RAMITA)。ファミリー(嫁と息子2人)とのキャンプや車旅、アウトドア体験など、キャンピングカーライフを徒然なるままに綴っています。

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