岩手・青森への車旅、全4回中の第2回は、旅行3日目の岩手県宮古市観光から始まり、いよいよ青森県へと入っていきます。なおちょうどこの頃、台風9号から変わった温帯低気圧に伴う大雨の影響で、むつ市や七戸町、風間浦村などで土砂崩れや落石などの自然災害が相次ぎ、大変な事態になっていました。あとから知ったのですが、都内の方ではあまりニュースで詳しく取り上げられていなかったようですね。被害を受けられました皆様には心からお見舞い申し上げます。
自分達はこの時点で、十和田湖でのキャンプの予定をキャンセルし、大間岬のある下北半島まで北上したいと考えていました。ただ、温帯低気圧に伴う大雨の影響を考慮し、警報が発令されている洪水や土砂災害などのリスクがありそうな場所には近寄らないようにしていたため、あまり移動をせずに過ごした2日間となりました。それでは、岩手県の龍泉洞や、青森県の日帰り温泉巡り・食レポなどを中心に紹介していきたいと思います。
第1回はこちらからご覧ください!
3日目:岩手県(宮古市観光、龍泉洞~青森県へ)
朝から贅沢に海鮮丼でスタート
前日の夜から、道の駅シートピアなあどで車中泊をしていたのですが、朝ごはんは近くにある宮古市魚菜市場に行き、海鮮丼を食べることにしました。前日の夜は、スーパーのお惣菜で済ませたので、今日は朝から贅沢にいきますw
宮古市魚菜市場は、多くの個人商店と岩手生協も入っており、観光客だけでなく地元の方々もたくさんいて賑わっていました。目当てのお店は「丼の店おいかわ」。なんと朝8時から営業しています。但しこの日はコロナウイルスの影響で10時半~15時までの時短営業。8時から入れると思っていたため、早く着きすぎてしまい、少し市場内を回ってから、店の前で並んでオープンを待ちました。自分の目当てはうに丼だったのですが、時価表記だったので値段を聞いてみたところ3,000円とのこと。思ったより高かったので、どうしようかなーと迷いましたが、これから大間の方に行くのであればまだ新鮮なうにを食べるチャンスはあるので、今回はサーモンいくら丼をチョイス。息子は安定のまぐろ丼、妻は宮古海鮮丼を注文。朝から豪勢な食事ができて大満足です。





三陸海岸をドライブ!たろう観光ホテル~三王岩
朝食後、三陸海岸をドライブしながら、途中で観光スポットに立ち寄りつつ、龍泉洞方面へと北上。当初の予定では、明日から十和田湖でキャンプだったので、午前中は買い出しをするはずだったのですが、キャンプがキャンセルになり、時間が空いたので、途中で色々とみて回る余裕ができたのでした。
まずは、宮古市の田老地区にある「道の駅たろう」を目指して北上することに。東日本大震災で津波の被害にあった「たろう観光ホテル」と観光名所の「三王岩」も見て回りました。雨足が強かったこともあり、あまり一つ一つのスポットで時間をかけずに、サクッと見学して写真を撮り終えたらすぐに次の目的地へ。という感じで寄り道しながら、龍泉洞を目指します。





龍泉洞を探検
三王岩を観光した後、そのまま三陸海岸を北上して、お昼過ぎ頃には龍泉洞に到着。まだ大粒の雨が降り続いていましたが、龍泉洞は観光客の方々がたくさんいて割と混雑していました。入り口でチケットを購入し入洞。入場料は、大人(高校生以上)が1,100円、小・中学生は半額の550円で入れます。この日は夏だということを忘れてしまうくらい涼しい日でしたが、鍾乳洞の中はさらにひんやりとしていて、Tシャツでは寒いと感じてしまうレベルでした。それもそのはず、中の温度計をみると気温は約10度。そりゃ肌寒く感じるはずです。ウェブサイトに気温の情報は掲載されていたので、完全にチェック不足でした。
なお、龍泉洞は思いのほか奥まで続いており、公開されている場所だけで約700mあり、現在も調査が継続されているのですが、総延長は5,000m以上あるのではないかと想定されているそうです。青でライトアップされた鍾乳洞の中を進んでいくのは、冒険気分が味わえて楽しかったです。息子達はじっくり鑑賞するのが苦手で、どんどん先へ先へと進んでいってしまうので、追いかけるのが大変でしたが(笑)
余談ですが、ブログを書くため龍泉洞のウェブサイトをみていたら、大雨の増水と岩手県の緊急事態宣言の発令に伴い、ちょうど自分達が訪問した翌日の8月10日から9月13日までの間、閉洞していたようです。1日遅れていたらアウトでしたね。危なかった^^;





いよいよ青森入り。まずはB級グルメのバラ焼きを食す
龍泉洞を出ると、国道340号経由で約140km程北上していよいよ青森へと入ります。大雨の情報をチェックしがら、ひとまずこの日は三沢にある「道の駅おがわら湖湖遊館」で車中泊をする計画を立てました。そして、道の駅に向かう前に腹ごしらえ。青森で行きたいお店はいくつかピックアップをしていたのですが、中でも、青森発のB級グルメバラ焼き発祥のお店「赤のれん」が気になったので、行ってみることにしました。
店内に入ると、ガテン系っぽい男性客の団体や、仕事帰りのサラリーマン達などで賑わっていました。さすがB級グルメのお店だけあって客層が渋かったですwさて、肝心のバラ焼きですが、タレの味が絶妙で、普段食べている所謂肉炒めとは違った味わいで、めちゃくちゃ美味しかったです。ご飯がススムススム。そして家族全員で飲み食いして3,000円ちょいと、コスパ最強のお店でした。近くに立ち寄った際にはぜひ試していただきたいおすすめのお店です!




道の駅おがわら湖湖遊館で、大雨暴風の中の車中泊
お腹が膨れた後はお風呂に浸かってさっぱりしたい。赤のれんから車で5分足らずのところにある「桂温泉」へ行ってみることにしました。こちらのお風呂、驚くほどリーズナブルな価格設定で、家族全員合わせてなんと850円。関東だと大人一人が入れるか入れないかの値段です。しかも温泉ですよ。お風呂も、大浴場にジェットバス、打たせ湯など豊富に用意されていて、サウナも完備されています。いや本当に素晴らしいですね。
お風呂でさっぱりした後は、さら少し北上し「道の駅おがわら湖湖遊館」に移動して車中泊。なお、ちょうどこの日から翌日にかけ、台風9号から変わった温帯低気圧が東北地方を通過する予定で、道の駅の駐車場はガラガラ。それでも数台は停まっていたので、暴風で他の車から何か飛んで来たりするといけないので(笑)隣に車がいないスペースを選んで駐車。
実際にその日の深夜は雨風が相当強まり、車内がガタガタ揺れて、横転してしまわないかと不安になるレベルでした。そんな状況下でしたが、自分以外は肝が据わっているのか、みんなぐっすりと眠っていましたw


4日目:青森県(三沢市~十和田市)
洗濯したりお風呂に入ったり。まったりと1日を過ごす
旅もあっという間に4日目を迎えました。このままさらに北上して大間方面に向かいたい心境でしたが、むつ市・風間浦村などの下北半島は、特に大雨の影響を受けていたので、この日は移動はせず、近場でゆっくりと過ごすことに。本来なら2泊3日でキャンプをする予定だったので、スケジュールに余裕が生まれていたこともあり、焦らず様子を見ることにしたのです。
4日間の旅で洗濯物が溜まってきていたので、道の駅で朝食を済ませてから、まずはコインランドリーで洗濯をして、そのあと日中から温泉でまったり。三沢市は市内になんと12ヶ所もの温泉がある温泉天国なんです。しかも入浴料が格安なのが大きな魅力ですね。この日に行った「まつのゆ」は、前日の桂温泉よりもさらに低価格でしたw
温泉に浸かってまったりと過ごした後、夕食は馬肉を食べようということになり、隣の十和田市にある「馬肉料理吉兆」に向かいます。夜ご飯を食べるにはまだ早い時間だったので、先に車中泊予定の「道の駅とわだ・とわだぴあ」に立ち寄りロケーションをチェック。物産品の販売コーナーでお土産を購入してから、吉兆を目指します。







十和田市にある馬肉料理吉兆で、馬尽くしの夕食
そんなこんなで、夕飯時になってきたので吉兆へ。青森県(特に南部の方は)馬産地として発展してきたという歴史から、青森では一般的に馬肉を食べる習慣があるそうです。(スーパーでも普通に馬肉が売っています!)そして十和田と言えば馬肉!らしく、中でも食べログで見たこちらのお店が気になり訪問したのでした。吉兆では、馬肉鍋に馬刺し、馬肉ユッケとまさに馬尽くし。馬肉鍋という料理は初めて食べましたが、馬肉と味噌味のスープの組み合わせがとても好みでした。馬肉はあっさりしているので味噌とも合いますね。他にも義経鍋と呼ばれる焼肉も気になりましたが、さすがにそこまでは腹に入らないので、また次に来たときにチャレンジしてみたいと思います。これまでずっと海の幸を食べ続けてきた反動からか、そういえば青森に来てからお肉ばかり食べています(笑)




関連ランキング:馬肉料理 | 十和田市
道の駅とわだ・とわだぴあで車中泊
吉兆で馬肉をたらふく食べた後、とわだぴあに戻って車中泊。イオンで購入したお酒を飲みながら、十和田の夜を楽しみました。既に雨風も落ち着いたので安心して眠ることができました(笑)
さて第2回はここまで。翌日はいよいよ下北半島へ向けて出発します。イタコの口寄せで有名な恐山霊場や大間岬、仏ヶ浦など、下北半島もたくさんの魅力が詰まった場所でした。詳しくは次回以降のブログで書いていきますので、こちらを読んでいただいた方は、ぜひ続きもご覧いただけると嬉しいです!

続き(第3回)はこちらからご覧ください。
ブログを書く励みになります。ぜひポチっとクリックをお願いします。
にほんブログ村