2021夏休み、岩手・青森への車旅に行ってきた! 其の一

みなさん、こんにちは。めちゃくちゃ余談ですが、昨日は2回目のワクチン接種でした。1回目の時は翌日に副反応が出て一日仕事にならなかったので、念の為今回は仕事を前もって調整して休みにしていたのですが、今のところ、1回目に比べて2回目は副反応が極めて軽く済んでおります(笑)という訳で時間ができたのでブログを更新しております。

今回は、夏季休暇を使って東北への車旅に出掛けて来たことを綴っていきたいと思います。これまで東北は宮城県(仙台・松島)までしか北上したことがなかったのですが、せっかくの長期休暇なので、さらに足を伸ばして、青森の下北半島にある本州最北端の地、大間まで行く計画を立てました。

ちなみに、当初の計画では、岩手を観光しながら北上し、途中秋田の十和田湖で2泊のキャンプ、最後に青森市周辺を観光して帰路へ。という旅の日程でした。もちろん最初から大間も候補の一つとしては入っていたのですが、行きたい場所がたくさんありすぎたので、大間は遠いし、時間の制約から諦めていたんですよね。それが途中、大型台風による大雨の影響でやむなくキャンプをキャンセルすることになり、だったら大間まで行っちゃおう!っと思い立ち、旅の予定を変更したのでした。今回もキャンピングカーの機動性を充分に発揮した自由な旅となりました(笑)

8/7から8/14まで、前泊を含めると9日間という久々の長旅。全4回に分けて少しずつ書いていく予定です。初回は岩手の猊鼻渓から中尊寺、浄土ヶ浜などの観光スポットの紹介をしながら、旅の思い出について振り返っていきたいと思います。

目次

前泊:福島の国見SAで仮眠

いつものように、休みの前日の夜から旅に出発。冒頭でお伝えした通り、最初は秋田でキャンプをする予定だったので、キャンプ道具を選んで詰め込んでいたら準備に手間取ってしまい、自宅を出たのが21時半頃。最初の目的地は岩手県の一関市にある猊鼻渓。自宅からだと約450kmと結構な距離があります。週末の疲れた体にはなかなか痺れる距離w

とはいえ、少しでも夜のうちに目的地に近づいておこうと気合いを入れて運転を開始。 そして約250km走ったのち福島県の国見SAに到着。まぁ福島まで来れたので、とりあえず今夜はここまでにして仮眠を取ることにします。既に深夜1時を回る直前でしたが、中々大きなSAだったので、せっかくだし、トイレついでにぐるっと一周見て回ることにしました。思った通り、施設内はフードコート、お土産物屋さんともにとても充実していました。次は日中に来てみたいですね。車に戻って少しゆっくりしてから、そのまま仮眠を取りました。

息子が起きてしまったので一緒に探索。中の様子も綺麗で、フードコートが充実していました。今度は日中に立ち寄りたいです。

出発前に、きれいな朝焼けを拝むことができました。ラッキー。

初日:岩手県(猊鼻渓~中尊寺)

1日目は、岩手県観光。猊鼻渓の渓舟下りから始まり、岩手県民のソウルフードじゃじゃ麺を食し、中尊寺を観光するというコースでした。今回の旅は全体を通すと、台風の影響であいにくの雨模様の日が多かったのですが、初日はとてもよい天気に恵まれたので、この日に渓流下りの予定を入れておいたのは正解でした。

猊鼻渓で、渓舟下り

国見SAで7時頃まで仮眠を取ってから、運転を再開。途中、朝ごはんを買って食べたりしながら約2時間ほどかけて猊鼻渓のある岩手県一関市に到着。猊鼻渓は一関ICから約40分ほどの場所にあります。受付を済ませてさっそく乗り込みます。岩手県の中央部を流れる北上川の支流である砂鉄川。高さ50mを超える、石灰岩の岩壁が続く渓流を進んでいきます。世にも稀なる景色を眺める舟旅へといざ出発!

奥にある舟に乗っていきます。川にいるたくさんのハヤに夢中な子どもたち。

料金と出発時刻は写真の通りです。通常は16時30分が最終便ですが、コロナの影響で15時までの短縮営業でした。

舟に乗り込み、テンションが上がってきました~。隣にはビールを飲みながら乗っているおじさん。ちょっと羨ましいかもw

餌を購入して、舟の上からカモやハヤにあげることができるのですが、下の息子が超ハマってしまい何度も餌を購入(笑)

カモが舟を追いかけてくるのが可愛い。

渓流を進んでいくと、いくつもの奇岩が顔を出します。これはその一つ「壮夫岩」。

「三好々丘」という船着き場で折り返し。ここで少しの間自由時間が入り、辺りを散策できます。

船着き場から数分歩いていくと、124mもある大猊鼻岩の岩壁が出現。

こちらが大猊鼻岩で販売されている、猊鼻渓の名物「運玉」。岩穴に運玉を入れることができればご利益があるそう。

写真がその岩穴。試しに投げてみたら、なんと入れることに成功!運玉投入認定証をもらえました^^

帰りは船頭さんが「猊鼻追分」という船歌を聞かせてくれました。なんとも情緒がありますね。

岩手のソウルフード、じゃじゃ麺を食す

猊鼻渓で優雅な時間を過ごしていたらいつの間にかお昼に。岩手県に来たので名物の冷麺を食べようか?それともソウルフードと呼ばれているじゃじゃ麺を食べようか?で迷いましたが、未体験のじゃじゃ麺の方をチャレンジしてみることに。じゃじゃ麺は、岩手県盛岡市の郷土料理で、わんこそば、冷麺と並んで「盛岡三大麺」と呼ばれているそうです。

冷麺・じゃじゃ麺ともにGoogleMapで検索したところたくさん出てきたのですが、その中から、じゃじゃ麺専門店というのに惹かれ、猊鼻渓から約20分、15km程の距離にある「じゃじゃ丸」に行ってみることにしました。こちらのじゃじゃ丸では、スタンダードなじゃじゃ麺に限らず、カレーじゃじゃ麺、キムチじゃじゃ麺、納豆じゃじゃ麺など、トッピングが豊富で、色々な味を試してみたくなります。家族でそれぞれ好きな味を選んで食べましたが、少しずつ分けてもらったら、どれも美味しかったですよ~。もし近所にあったら週1回くらいの頻度で通ってしまうかな~というレベルですね(笑)

これが「じゃじゃ麺」肉味噌に、ねぎ、きゅうりがたっぷり。これを和えて食べます。

結構コシがある太麺なので、子どもの場合は和えるのがちょっと大変w

妻が頼んだのは焼き肉じゃじゃ麺。がっつりお肉が乗っています!

息子はカレーじゃじゃ麺を注文。カレーをトッピングするとジャンクさが増しますw

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平泉の中尊寺を巡る

続いて向かったのは中尊寺。学校の教科書にも出てくる、あの金色堂があるお寺です。せっかく近くまで来たので、ここを参拝しておかない訳にはいきません。中尊寺は堂塔がたくさんあるのが印象的でしたね。ウェブサイトにも掲載されていますが、本堂の他にも10を超える堂塔があり、それを見て回るのが楽しかったです。しかも、当たり前かもしれませんが、堂塔ごとに異なる御朱印が用意されています。全部いただいたら、一体いくらかかるんだ(笑)

中尊寺ウェブサイト(https://www.chusonji.or.jp/around/index.html)より引用。

こちらがかの有名な金色堂。中の撮影がNGだったので外観のみ。

道の駅雫石あねっこで車中泊

中尊寺を出たあと、盛岡方面へと北上し、雫石町へと向かいます。目的地は雫石町にある「道の駅雫石あねっこ」キャンカー乗りが大好きな(笑)お風呂のある道の駅です。中尊寺から雫石あねっこまでは100km以上の距離で、所要時間は高速を使って約1時間半程度。道中、中尊寺を出てすぐに近くにある「道の駅平泉」に立ち寄ったり、ローカルスーパーで夜ご飯の買い出しをしたりして、寄り道しながらまったりとドライブを楽しみました。

そして、道の駅雫石あねっこに到着した頃には、既に辺りは真っ暗。早々にお風呂に入り、キャンカーで旅の初日の夜を楽しみました。お風呂の「橋場温泉新はしばの湯」では、源泉かけ流しを楽しめます。入浴料は大人520円(中学生以上)、子ども310円(未就学児無料)です。価格もリーズナブルだしよかったのですが、一つ困ったのがアブの大量発生。山間にあるからか、大量のアブが飛び回っており、露天風呂に入ろうしたのですが、あぶが多すぎて躊躇してしまったくらいです。キャンカーにもドアを開けた瞬間に大量のあぶが車内に入ってしまい、殺すのに苦労しました……。ということで、夜も車内の明かりを外に漏らさないようにしてドアを開けるなど、だいぶ気を使いながら過ごすことになりましたwアブがいなければ最高だったんですがね~。

道の駅平泉『黄金花咲く理想郷』に寄り道してショッピング。

仙台で食べたずんだ餅の味が忘れられず、今回仙台に行きたいとまで言い出す息子にずんだ餅を購入。それでこの満面の笑み(笑)

道中、北海道・東北で展開するローカルスーパー、JOISで夜ご飯を調達。

道の駅に到着後、JOISで購入したクラフトビールを飲み比べ。盛岡に本社を置くクラフトビールメーカーです。これも旅の楽しみの一つ。

2日目:岩手県(浄土ヶ浜で海水浴)

2日目は、早朝にあねっこを出発し、太平洋まで東に横断。宮古市にある浄土ヶ浜へ海水浴に向かいます。前日に下調べをした際、あねっこから浄土ヶ浜まで、4時間前後かかると表示がでていたので、本当だったら海で遊ぶ時間が限られてしまうと、念の為、早朝から出発することにしたのです。カーナビ上では120km前後の距離なんですが、山間部を通るからなのですかね。

そして行ってみたところ、震災の復興道路である宮古盛岡横断道路の恩恵を受け、実際にはかなりのショートカットができました。よかった~。うちのナビの情報が古かったのですね。本当に使えないナビです(涙)それにしても復興道路は、多数の山をぶち抜いてトンネルが作られており、相当なお金がかかっていそうでした(笑)

浄土ヶ浜に到着!

約2時間のドライブの末、浄土ヶ浜に到着。

そして約2時間ほどのドライブを経て、浄土ヶ浜に到着。浄土ヶ浜は、三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置しています。だから交通のアクセスもよいのですね~。浄土ヶ浜という地名ですが、江戸時代に、霊鏡竜湖という僧侶が訪れたときに「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたそうです。確かに岩肌と松、透明な海の組み合わせは、そう例えられても大げさな気はしません。ただ、この日は曇り空だったので、来る前にウェブで見ていた光景と比べるとインパクトが弱かったかもw

浄土ヶ浜に到着するまでは、なぜか海に入るかどうか迷っていた上の息子ですが、一度入ったら休憩する間も惜しんで楽しんでいました。やっぱり夏は毎年海に連れて来てあげたいですね~。そんな海好きの息子と、お昼過ぎまで水鉄砲などを使って遊び倒したのでした。

早朝の道の駅雫石あねっこ。夕方までは持つという予報でしたが、心配な空模様…

浄土ヶ浜に到着。駐車場からビーチまでは徒歩15分と結構な距離があります。とはいえ、遊歩道がきちんと整備されていますし、きれいな景色を見ながら歩いているとあっという間ですね。

ビーチがみえてきました。

透明でなかなかきれいなビーチ。雲がなければ最高でしたね。

水鉄砲の打ち合いをかれこれ2時間以上はやったかな(笑)

お昼ご飯は近くにあった売店で軽く済ませました。食べたあと、雨が降り出してきたので、この辺りで撤退することに。

DORAマリンコープでお買い物

この日は海で遊んで疲れ果てるだろうと、夜の長距離移動は避けて、宮古市内で1日過ごす予定を立てていました。という訳で、海で遊んだあとは「DORAマリンコープ」という岩手生協が運営しているショッピングセンターで買い物をしました。中にスーパーもあるため、夜ご飯も併せて購入していきます。

宮古の中では大きいショッピングセンターだと思われます。中には衣服・雑貨屋さんだけでなく、ゲーセンや映画館なども入っていました。

みやこシートピアなあどで車中泊

買い物を済ませた後は、この日の車中泊スポットに選んだ「道の駅みやこシートピアなあど」へ。建物に津波浸水ラインが描かれていましたが、こういうのを見ると地震・津波の怖さをあらためて感じますね。中を見て回ってからは、雨が本降りになってきたので、キャンカーでオリンピックの閉会式を見ながら、夕飯を食べ、お酒を飲みつつ、二日目の夜をまったりと過ごしました。翌日は、同じ宮古市にある観光スポット「龍泉洞」を観光し、青森県へと突入していきます。という訳で其の二に続きます。

コープで買ったちらし寿司を食す。

お、また珍しいクラフトビールを見つけた。と思って購入したけど、あとから調べたら全国のローソンで売っている商品でした(笑)

ちょうどオリンピックの閉会式が始まったので、せっかくの機会だし鑑賞。にしてもオリンピック自体はほとんど観なかったなぁ~(笑)。

続き(第2回)はこちらからご覧ください。

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この記事を書いた人

三重県出身の東京住み。2018年にキャンピングカー をゲットしたことをきっかけにブログでの情報発信を開始。愛車はハイエースベースのラミータ(RAMITA)。ファミリー(嫁と息子2人)とのキャンプや車旅、アウトドア体験など、キャンピングカーライフを徒然なるままに綴っています。

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