北海道・道東旅行2018!前編

少し遅めの夏休みを取って、9/11(火)~9/17(月)の1週間、待ちに待った北海道の道東旅行へと行ってきました。旅行に出掛ける直前に、北海道胆振東部地震があり、被災地の映像がTVで流れる度に、果たして旅行に行っても平気なのか不安になったこともありましたが、結果的には観光するには全く問題なく、思い出に残る素晴らしい旅ができました。今回の地震の風評被害は100億円以上と言われており、北海道の人たちは、海外を含めた観光客数の激減に頭を悩ませているという話を聞きます。観光をキャンセルした人たちも続出しているそうですが、自分はあえてこのタイミングで北海道旅行へ行くことを強くお薦めします。「NO MORE 自粛」で北海道の経済を回していくことが、何よりも復興支援につながると信じているからです。

なお、今回は、1週間の長旅で、紹介したい場所もたくさんあるので、前中後編の全3回に渡って書いていこうと思います。まずは茨木の大洗港から北海道苫小牧港へ向けての出発から、2日目の夜に網走に到着するまでの旅路の記録です。

目次

北海道に向け、大洗港からさんふらわあに乗船

 

北海道へは、月曜日に仕事を終えてから出発しました。キャンピングカーで旅するので、茨城県の大洗からキャンカーをフェリーに積んでの船旅です。さんふらわあの深夜便を予約していたのですが、実は1日前の9/10(月)の深夜便は、地震の影響を受け(ガソリンを補給する港が変更になったことが理由だそうです)欠便になっており、当日を迎えるまで内心冷や冷やしていましたが、Webサイト上にもメールにおいても欠便の連絡はなく、予定通り出発できることに、まずは一安心。深夜便は夜22時30分頃までに乗船受付を終える必要があるので、仕事から帰ってすぐ、19時30分過ぎに自宅を出発します。以前に大洗港を視察していたので、大凡の所要時間は頭に入っており、いつもはすぐに余裕がなくなる自分ですが、今回は焦ることなく現地へと向かうことができましたw

さんふらわあに着くと、車で乗船できるのは原則運転手のみの仕組みのため、妻と息子は先に徒歩で乗船し、自分は車の中で乗船指示があるまで待機をします。貨物が優先されるので、先に長距離トラックから入船となるため、その積荷が終わるまで、車の中で過ごすのですが、この待ち時間がかなり長く、車内でSwitchをやって時間を潰していましたが、ようやく乗船できたのは深夜24時を過ぎた頃でした。

この待ち時間、長かったーw

さて、さんふらわあの船内ですが、当初想像していた高級豪華客船のような華やかさはなく、実際にフロアに入ってみて抱いたイメージは、場末の健康ランドといった感じでw、船内も老朽化してきており、正直、若干の期待を裏切られた感がありましたが、部屋はデラックスルームと呼ばれる高いグレードを予約していたので、部屋の中はホテルの一室と変わらないレベルで、TVや冷蔵庫、トイレなどの設備やアメニティも充実していて、申し分なしでした。

船内のパブリックスペース。満喫みたい(笑)

パブリックスペース其の2。反対側から。

デラックスルーム。室内の様子。

アメニティはボディタオルまで付いていて充実。

大洗港から目的地である苫小牧港までの所要時間は約18時間と超長旅です。まずは日中の仕事とここまでの運転の疲れを取るため、大浴場へと足を運びます。大浴場は深夜は2時まで、翌日は朝8時~下船時まではいつでも入ることができます。大浴場は、大型トラックの運転手さんらしき人たちしかいませんでした。何かあまり観光気分が出てきませんwひとっ風呂浴びてさっぱりした後は、深夜の遅い時間でしたが、妻とこれから始まる北海道旅行に胸を踊らせながら、自分はお酒を片手に夜食を頬ばり、歓談して初日の夜を過ごしました。

翌日、デッキに上がって一面に広がる太平洋を眺めたり、パブリックスペースで置いてある本を読んだり、部屋で息子とゲームをしたりして、普段はあまりできない贅沢な時間の過ごし方をしながら、船旅を楽しみました。但し、乗り物に弱い自分と息子は途中でひどい船酔いをしてしまい、吐きまくって大変だったのですが・・・。とまぁ、そんなこんなしているうちに、定刻通り、9/11(火)の19:45に苫小牧港へと到着します。

デッキにて。船長さんっ!と言って、このポーズを連発する息子(笑)

船から太平洋を望んで見る夕日は格別でした。

苫小牧港に到着!トマムに向けて車を走らせる

占冠村PAにて

約18時間かけて、ようやく北の大地に到着!苫小牧港に着いた後、下船に関しては、乗船時と比べてそれほど時間がかからず、30分足らずで自分の車に乗り込み、走り出すことができました。苫小牧は地震の震源地から30kmほどしか離れていなかったので、影響が出ていないかどうか心配でしたが、節電と物流が一部遅延をしている以外には特に問題はなく、その心配は杞憂に終わりました。最初の観光は、翌日の早朝からトマムの星野リゾートで雲海を見ることだったので、目的地にほど近い距離で車中泊ができる占冠村PAまで、そのまま車を走らせます。占冠PAには苫小牧から2時間足らずで21時半頃に到着。雲海が発生しているのを見るには、朝日が昇る時間帯に現地に行く必要があるのですが、翌日の日の出時間は朝4時過ぎ。占冠PAから雲海テラスまでは30分ほどかかる計算なので、PAに着いたら、1~2杯晩酌して夜食を食べたら、すぐ眠りにつきました。

ひとまず、お疲れの乾杯。そして夜食ではいつもの電子レンジが活躍。

雲海テラス、果たして無事に雲海を拝めるか!?

朝・・・というにはまだ早い深夜3時半。眠い目をこすりながら何とか起き上がって、雲海テラスに向かいます。深酒しなくて良かったw雲海テラスは、星野リゾートにあるリゾートセンターと呼ばれる建物から、ゴンドラに乗ってさらに約15分ほど山を登ったところに位置します。ゴンドラ乗り場に到着すると、まだ4時過ぎだというのに長蛇の列が。星野リゾートのバスも発着していたので、当日の宿泊客の方達がメインだったのでしょうか。雲海テラスへのゴンドラは大人1人1,900円、小学生未満は無料でした。ちなみにこの日の気温は7度。家族みんなダウンを用意していっていたので寒さは何とか凌げましたが、東京での暑さが嘘のように寒い…。そして、ゴンドラの列に並んでいる途中、モニターからその日の雲海テラスの発生状況がアナウンスされているのですが、そこには「雲海発生が不安定」の表示が。せっかくここまで早起きして見に来たのに見れないで帰るのはかなり悔しい。上に着いたら綺麗な雲海が見れますようにと祈りながら、ゴンドラの順番を待ちます。

ゴンドラ乗り場で、ようやく観光地に来ていることを実感します。

北海道はよく霧が発生することで有名らしいのですが、実は、星野リゾートに向かって車を走らせている途中も霧が発生してきていたのですが、ゴンドラで山を登っている間にその霧はどんどんと濃くなり、雲海テラスに到着した頃には、あたり一面が霧で覆われていました。

ゴンドラからの景色。すでに結構な霧が。

雲海テラスに着いたら、あたり一面の霧に覆われ何も見えず…

そして、上にいたスタッフの方に現在の雲海発生状況を確認すると、その方が出社した頃(おそらく30分くらい前?)にはキレイに見えていたらしいのですが、その後間もなく霧が立ち込めてしまい、雲海がすっぽりと隠れてしまったそう。それでも、簡単には諦めきれず、霧が発生している中、周りを散策したり、カフェで朝ごはんを買ったりして、霧が晴れてくれないかなぁと待っていたところ、なんと一気に風向きが変わって、遂に雲海がその姿を見せてくれました。周りの観光客の方たちも歓声を上げて喜びます。あー諦めなくて良かった。朝日とともに見る雲海は壮大で、本当に早起きして頑張った甲斐がありました。

霧で何もみえないけど、あたりを散策

ある瞬間、霧が一気に晴れて…

最高のコンディションに^^

ファーム富田で、The北海道を味わう

雲海を見て満足した後は、更に北上して富良野にあるラベンダー畑を目指します。ただ、ラベンダーの見頃は7月中で、自分たちが行ったタイミングはベストシーズンからは外れていましたが、それでも富良野に行けば、北海道らしいのどかな景色をみることができると聞いていたので、予定には組み込んでいました。富良野のラベンダー畑の中でも代表的な「ファーム富田」までは、星野リゾートトマムから2時間足らず。ちょうど開園時間である9時ぴったりに到着しました。さっそく園内に入ってみると、一面のラベンダー畑とまではいきませんでしたが、まだラベンダーも咲いており、他にもマリーゴールドやポピーなど、色とりどりの花が咲き乱れる光景は、確かにThe北海道と言うにふさわしく、北海道旅行に来た実感が湧く、のどかで素晴らしいスポットでした。実は、富良野に来る前に、手前に位置する夕張市に立ち寄ってメロンを食べたかったのですが、オフシーズンのために断念していたので、ここで代わりに富良野メロンを頂くことにしました。甘くてジューシーでとても美味しかったです。

どこまでも続く広大な大地に、色とりどりの花が咲き乱れている。これぞ北海道って景色!

富良野メロン、美味しかった。

美瑛にある青い池に寄り道

当初は、富良野からそのまま更に旭川まで北上する予定だったのですが、雲海テラスでの滞在時間が予定よりも短く済んだため、最初の計画段階では観光候補でしたが、時間の都合で諦めた、美瑛にある「青い池」に寄り道していくことにしました。隣にある「道の駅美瑛白金ビルケ」を少しブラブラしたあと、青い池に向かいます。青い池は、Macの待受画面に採用されたことでその名が知れるようになったことは有名ですが、元々は十勝岳の噴火に伴い、火山災害から町を守るために、火山泥流を貯める施設として、コンクリート性のえん堤が建設され、そこに水が貯まって人工的にできた池だそうです。青く見えるのはコロイド粒子が作用している(なんのこっちゃ)ようですが、明確な原因は解明されていないらしいです。池の水がこんなに青く澄んでキレイに見えるなんて、とても神秘的で、いろんな角度からシャッターを切り、たくさん写真に収めましたw

息子や妻も被写体にしてバンバン撮りました。

ランチは、初めての旭川ラーメン!

青い池の次の観光目的地、旭山動物園に向かう前にまずは腹ごしらえ。北海道に来たら1日1食は現地の名物を食べたいと思っていたので、旭川に立ち寄るこの日には、旭川ラーメンを食べようと決めていました。旭川駅前からほど近い距離にある「蜂屋五条創業店」で初めての旭川ラーメンを食します。魚介系と豚骨のWスープ、醤油ベースの濃厚な味。ご当地ラーメンを堪能しました。

チャーシュー麺。値段は忘れましたw

関連ランキング:ラーメン | 旭川駅

旭川動物園で、行動展示された動物達を鑑賞

北海道旅行の計画を立てる際に、家族みんなでそれぞれ行きたい観光スポットを挙げて、観光ルートを決めていったのですが、旭山動物園は、最近動物園にハマっている息子のたっての希望でした。旭山動物園は、よくメディアでも取り上げられる、動物の本来の動きを最大限に活かした行動展示が有名ですが、実際に、園内にいる動物は生き生きと活動しているように思えました。ペンギンが水の中を優雅に泳ぎ回っていたり、シロクマが広いエリアの中を伸び伸びと歩き回っていたり、どの動物もよく動き回っています!上野動物園などと比べると規模感はこじんまりとしていますが、他とはまた違った魅力を感じる動物園でした。

ペンギンが泳ぎ回る姿を見れます

シロクマも悠々自適に過ごして、ストレスが少なそう

アザラシの迫力ある動き。意外と泳ぎは早かった

オランウータンは、すごい勢いで手すりを使って動い回る!

キリンはわりとおとなしかったw

園内でミヤマクワガタを発見!

網走へ向けて、出発!

旭川動物園を出たあとは「龍乃湯温泉」という動物園から15分ほどの距離にあるお風呂へ。まだ時間は18時前と早かったのですが、今日はこれから網走まで約200kmの長距離移動を控えていたので、網走に着いてからではお風呂が閉まってしまうため、先に旭川でお風呂に入る予定を立てていました。龍乃湯温泉は、大人一人550円、小学生未満の幼児は一人100円とリーズナブル。こんな価格で温泉に入れるとは何だか得をした気分です。

龍乃温泉、受付の様子

お風呂でさっぱりしたあとは、地元のスーパーに立ち寄り、夕飯を買い込んだら、網走までは、旭川紋別自動車道をぶっ飛ばして一気に向かいます。そして、22時過ぎにこの日の車中泊スポット「道の駅流氷街道網走」へと到着。スーパーで購入した惣菜をメインに、キャンカーで少し遅めの夕食にありつきます。

道の駅、流氷街道網走に到着~。

スーパーで購入した北海道限定のクラシックで乾杯!これ好きなんですよね~。

っと今日はこの辺まで。続きはまた別の機会に追って書いていきたいと思います。中編は、3日目の網走監獄の観光からスタートです!

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この記事を書いた人

三重県出身の東京住み。2018年にキャンピングカー をゲットしたことをきっかけにブログでの情報発信を開始。愛車はハイエースベースのラミータ(RAMITA)。ファミリー(嫁と息子2人)とのキャンプや車旅、アウトドア体験など、キャンピングカーライフを徒然なるままに綴っています。

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