【新潟県 佐渡島】おすすめ車中泊&観光スポットの紹介

みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークを利用して、新潟県にある佐渡島にキャンピングカーで車中泊の旅に出掛けてきました!

佐渡島にはフェリーを使えば、車を積んでから僅か2時間半で渡れます。大自然豊かな海沿いをドライブできる車旅には絶好のスポットです。

但し、佐渡島には道の駅が一箇所しかないため、キャンピングカーや車で車中泊しながら周遊するには、予め車中泊スポットを探して旅の計画を立ておくとスムーズだと思います!

そんな訳で、今回の車旅で利用した車中泊スポットを紹介するとともに、佐渡島で回ってよかったおすすめ観光スポットについても写真付きで解説していきます。

目次

佐渡島観光のモデルコース

佐渡島は一周すると約280km、面積は東京23区の約1.4倍。規模感としては比較的コンパクトですが、回るべき観光スポットはたくさんあるため、佐渡島を堪能しようと思うのであれば、最低でも2泊3日は滞在したいところ。

我が家は丸3日間使って佐渡島を一周してきました。それでも全ての主要な観光スポットは回りきれなかったですw

今回、3泊4日で回った佐渡島のルートはこちら

初日は南部にある西三川ゴールドパークなどを回り、2日目は北上しながら佐渡金山周辺を観光。3日目に最北端の大野亀まで行き、中心街(佐渡島中部)へと戻ってきました。そして4日目の朝に両津港から新潟港へと、帰路に着いたのでした。

佐渡島を周遊してみて、初めて佐渡島観光に行かれた方が絶対に外しちゃいけないと思った観光スポットは、ベタですが「佐渡金山でした。

佐渡金山は世界遺産の登録を虎視眈々と狙っているだけあり、佐渡島の中で最も力を入れている観光スポットと言っても過言ではないでしょう。

小学校のときに教科書で習った記憶がありますが、佐渡島の文化・歴史に触れたいと思った方は、確実に押さえておくべきスポットだと思います。

佐渡金山の壮大な採掘跡である道遊の割戸。金脈を掘り進めるうちに、山がV字に割れてしまったとは、想像以上の規模感でしたw

明治32年から平成元年まで鉱石の運搬坑道として使われていた機械堀り坑道「道遊坑」の中。約10℃とひんやり。

江戸時代の手掘り坑道である、宗太夫坑(そうだゆうこう)を見学するコースと、明治32年に開削された、機械堀り坑道の道遊坑(どうゆうこう)を見学するコースの2種類があります。ちなみに、道遊坑コースには道遊の割戸を間近にみれるポイントがありますよ~。

我が家は両方を見学する共通券を購入。共通券は大人(中学生以上)1,500円、子供(小学生)が750円。チケットが金色!

こちらが採掘作業の様子。中々リアルに再現されていますね。

当時の技術を展示しているコーナーもありました。

佐渡金山に関連したスポットで、きらりうむ佐渡」と「佐渡奉行所跡」はセットで回ることで、より佐渡金山に対する理解が深まるのでおすすめです。

また、佐渡奉行所跡の目と鼻の先には「北沢浮遊選鉱場跡」もあるので、一緒に回るのをお忘れなく。

きらりうむ佐渡は大型映像とグラフィック、プロジェクションマッピングなどで佐渡金銀山の歴史を視覚的に学べる施設。観光地に行き説明テキストを一つ一つ読んでいくのは結構大変な作業なので、映像化してもらうとインプットしやすくて助かります(笑)。

展示室の観覧料は大人300円、小・中学生150円でした。金山に行く前に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

モダンな外観で綺麗な印象でしたが、調べてみたら2019年4月と比較的新しい施設でした。

小判のモニュメントの前でパチリ。館内は基本的に撮影禁止でした。実際の様子は訪問してからのお楽しみですw

もう一つの佐渡奉行所については、佐渡市のサイトに以下の説明がありました。そのまま掲載しますw

金銀山のある佐渡は、「天領」と呼ばれる江戸幕府の直轄領でした。江戸幕府は、金銀山と佐渡一国を治めるために相川に佐渡奉行所を置きました。
佐渡奉行所には、金銀山の管理と行政を行う役所(御役所)と、金や銀を選鉱する工場(勝場(せりば))、奉行の住まい(御陣屋)がありました。

復元した御役所は平成13年から、勝場は平成16年から公開しています。

入り口で履物を脱いで、お役所の中を見学。

中はとても広い!身分ごとに部屋が違っているなど中々に興味深かったです。

勝場(せりば)では、金銀山の選鉱工程の体験ができるようになっていました。

北沢浮遊選鉱場。建物を覆う蔦がラピュタっぽい(笑)夜はライトアップされてより幻想的な雰囲気が楽しめるようです。

なお、先程紹介したスポットからは少し距離が離れていますが、佐渡金山がある中心エリアから南下したところにある、砂金取り体験ができる「佐渡西三川ゴールドパーク」は親子で一緒に楽しめるスポットでした。

来館すると、まずは展示資料館から回ることになります。

資料館を出ると最後に砂金採り体験。ちょっとしたコツがいる作業でしたが、制限時間ギリギリまで粘り、全員なんとか砂金を採ることができました!

最後にもう一つ、佐渡島の最北端に位置する「大野亀」も見ておくべきスポットだと思います。

大野亀は、訪日外国人観光客向けにあのミシュランが発行する「ミシュラン・グリーンガイド」で二つ星を獲得しており(ぶっちゃけどれだけ凄いのかはいまいちピンと来ませんがw)外国人観光客からも人気のあるスポットらしいです。

大野亀では、毎年5月下旬から6月中旬にかけて、カンゾウ(飛島萱草)という多年草をみることができます

主に海の近くの断崖で育つ花らしく、国内で群生している景色がみれるのは佐渡島と山形県にある飛島のみだそうです。

そんなにレア度が高い花であれば、せっかく来たんだし見に行ってみたいと思いますよね。

こちらがカンゾウの花。

ちょっと季節が早かったため、ところどころで咲き始めている状態でしたが、満開シーズンには雄大な景色が広がっているんでしょうね。

ただ、大野亀は訪れた日の天候によってその評価が大きく変わってしまいますね。景勝地に行くのならやはり天気がよくないと・・・(泣)

今回は運が悪く、大野亀に行った日は雨が降ってしまっていたので、絶景の魅力が半減してしまいましたw

雨だけど、せっかくなので登ってみました。視界が悪い(泣)

なお、大野亀の近くには二ツ亀海水浴場もあるので、夏に行けば海水浴も楽しめちゃいますね。

海水の透明度は佐渡随一を誇り、二ツ亀海水浴場は日本の海水浴場100選にも選ばれているのだとか。

佐渡島の車中泊スポットを紹介

さて、そんな魅力がたくさん詰まった佐渡島ですが、島内にある道の駅は、フェリーが到着する両津港近くにある「あいぽーと佐渡」のみ

こちらでも車中泊は可能なのですが、先程紹介した佐渡金山や西三川ゴールドパーク、大野亀からは距離が離れているため、それらの観光スポットからアクセスの良い車中泊スポットの活用をおすすめします

あいぽーと佐渡は、両津港から徒歩5分の港沿いにあります。令和2年5月にオープンしたばかり。

中の様子。個人的には、直売所やお土産物コーナーがもっと充実していると良かったなーと思います

それでは今回、佐渡島の南部・北部・中部、それぞれで車中泊してみてどうだったのか?レビューしていきたいと思います!

車中泊スポット其の一:深浦駐車場(佐渡島南部)

まずは佐渡島の最南端、佐渡市深浦にある「深浦駐車場を紹介します。

深浦海岸に面した無料の駐車場で、車中泊をしながら目の前に広がる海を楽しむこともできます。

トイレなどの設備も掃除が行き届いていて、快適に過ごせました。

数台停められる程しかスペースがない小さめの駐車場です。左手の建物がトイレです。写真には写っていませんが、反対側にも何台分か駐車スペースがあります。

目の前はオーシャンビュー。

近くには江戸時代に廻船業で栄えた「宿根木」や、遊覧船・たらい舟に乗れる「力也観光汽船」などの観光スポットがあるため、それらの観光拠点としても便利です。

宿根木は佐渡金山が栄えた17世紀頃に北前船(きたまえぶね)の寄港地として発展した集落。

集落の中には公開民家もあります。写真は「三角家」と呼ばれる、路地の形状に合わせて三角形に建てられた家。宿根木を象徴する建築物の一つだそうです。

旧宿根木郵便局。

「力也観光汽船」でたらい舟体験。ちなみに宿根木でもたらい舟に乗れます(笑)

また、車で10分ほどの距離にはかもめ荘」という旅館があり、日帰り温泉に入ることができます。

小木温泉といって、地元でも人気の美肌の湯だそうです。日帰り温泉の営業時間と料金は以下の通りです。

お湯の質もさることながら、とてもリーズナブルな料金なのもポイント高いですね!

館内の様子。入浴後、少しまったり。

【営業時間】10:00~21:00

【料金】大人:420円 / 中人:140円(小学生)/小人:70円(幼児)

深浦駐車場に行く途中に「たんぽぽ」というローカルスーパーがあるので、お買い物をするならたんぽぽで。

駐車場近辺にはコンビニやスーパーは何もありませんw

ちなみに我が家は、両津港から南下して佐渡西三川ゴールドパークへ行き、そのまま更に南下して深浦駐車場で車中泊。翌日に宿根木を散策するコースでした。

車中泊スポット其の二:入崎キャンプ場駐車場(佐渡島北部)

続いて紹介するのは佐渡島の北部にある「入崎キャンプ場駐車場。その名の通りキャンプ場の駐車場です(笑)

無料で開放しているキャンプ場の駐車場なんですが、トイレも完備されているので、車中泊するのにも使えます。

大野亀を始めとした、佐渡島北部を観光する際の拠点として使える車中泊スポットです。ちなみに利用した日は、他にキャンピングカーが2台しか停まっていませんでした。

周辺にはコンビニやスーパー、お風呂などお店が全くないため、以外に穴場スポットなのかもしれませんw

電灯がないので、夜は真っ暗です。他に車がいないとちょっと寂しい。

駐車場に行く前に、中心部で食料品を調達するなりお風呂に入るなり、事前に準備していくことをおすすめします。

車中泊スポット其の三:佐和田海水浴場駐車場(佐渡島中部)

最後に紹介するのは、最も栄えている佐渡島中心部にある、「佐和田海水浴場駐車場です。

こちらも名前の通り、海水浴場を利用する方向けの駐車場ですが、24時間空いており、実態としては車中泊スポットになっています。

佐渡島の車中泊スポットの中で最も車が多くて人気がありました。トイレも綺麗で快適です。

トイレはこんな感じ。

また、佐渡金山や北沢浮遊選鉱場跡などからも近いので、佐渡金山周辺エリアの観光拠点として利用するのも良いかと思います。

また、中心地なので、飲食店やスーパー・コンビニなども近くにあるため、食料の調達には困りません。

車で10分足らずの距離にある「回転寿司のまるいしはおすすめです。

人気店で開店前から行列ができていました。

のどぐろが最高でした^^

関連ランキング:回転寿司 | 佐渡市その他

また、お風呂は車で20分程の距離新穂潟上温泉があるので、そちらを利用しました。

内湯に露天、サウナも完備されており居心地の良いお風呂でした。

また、小学生未満の幼児は無料で入れます。佐渡島のお風呂はどこもリーズナブル!

休憩室もあり、ゆーっくりできるお風呂でした。

【営業時間】11:00~21:00

【料金】大人(中学生以上):500円 / 子供(小学生):250円 / 幼児は無料

佐渡汽船への乗船、前泊におすすめの道の駅

佐渡島に行くには、新潟港から佐渡汽船に乗ることになりますが、乗船日の前に新潟港周辺で車中泊するなら「道の駅新潟ふるさと村」がおすすめです

新潟港から車で10分程の距離にあるので、早朝の便だったとしてもすぐに移動ができて使い勝手が良いです。

早朝。起きて外に出たら車中泊の車で満車状態でした(笑)

我が家は、フェリーの予約日の都合で都内から長岡市にある寺泊に行き、「長岡市寺泊水族博物館」や「寺泊魚の市場通り」で海鮮を堪能して1日楽しんだ後、道の駅新潟ふるさと村で車中泊。翌日フェリーで佐渡島に向かうルートでした。

長岡市寺泊水族博物館。寺泊にはウミガメが打ち上げられることがあるそうです。

魚の市場通りは大盛況でした。

牡蠣が美味しかったです。

まとめ

大自然を感じながら海に山も楽しめる佐渡島は、キャンピングカーでの周遊が最高に楽しい、とても素敵な場所でした!

季節的にまだ海水浴には早い時期でしたが、夏にドライブしながら海辺でまったり過ごすのも気持ち良さそうです。

今回紹介した車中泊スポットが、佐渡島への車旅を計画している方々の参考になれば嬉しいです!

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この記事を書いた人

三重県出身の東京住み。2018年にキャンピングカー をゲットしたことをきっかけにブログでの情報発信を開始。愛車はハイエースベースのラミータ(RAMITA)。ファミリー(嫁と息子2人)とのキャンプや車旅、アウトドア体験など、キャンピングカーライフを徒然なるままに綴っています。

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