夏休みを利用して新潟・富山・能登半島を巡った車旅。
全2回のうち今回の後半パートは、富山県の氷見市から石川県に入り、七尾市から能登島大橋を渡って能登島に上陸。
その後、穴水町・能登町を経由して、能登半島最北端の珠洲市へ。そして能登絶景街道を南下し、旅の終着点の輪島市へ。
能登半島を堪能した車旅となりました!
3日目:観光しながら、能登半島を目指して北上
前回のブログでも書きましたが、前日の夜は富山県氷見市にある「道の駅氷見」で車中泊していました。この日は富山県を出て、いよいよ石川県へと入っていきます。
千里浜なぎさドライブウェイ。キャンカーで海の目の前をドライブ
まずは職場の先輩から能登半島行くならおすすめだと教えてもらった千里浜なぎさドライブウェイへと向かいます。
千里浜なぎさは日本で唯一、砂浜を車で走ることができるドライブウェイ。砂がきめ細かく、砂の一粒一粒が海水を含んで引き締まるため走れるんだそうです。全長8km程あるので、ゆっくりと海を眺めながら砂浜を走る不思議な感覚を楽しみました。
なお、千里浜なぎさドライブウェイの北側から少し南下したところに「道の駅のと千里浜」があるため、完走した後に少し来た道を引き返して道の駅のと千里浜へ。
道の駅のと千里浜
道の駅のと千里浜には、ドライブウェイを走ってきた車のために珍しいタイヤ専用のシャワーがあります。
実は私はこれがあることを見逃してしまったのですが(涙)砂や海水を落とすことができるので、なぎさドライブウェイを走行した後に立ち寄ってみるのも良いのではないでしょうか。
https://noto-chirihama.com/rv-tire_shower/
他にも足湯に入れたり、千里浜の砂でできたオブジェがたくさんみれたりと充実しています。
道の駅能登食彩市場
道の駅のとを出た後は七尾市の方に向かいます。そのまま能登島へと渡っていく予定ですが、その途中にある「道の駅能登食彩市場」に立ち寄りお昼休憩しました。
こちらは港が近くにあり、刺身に寿司、浜焼きなどが販売されており、新鮮な魚介類が食べられる道の駅です。岩牡蠣が売っていたので、その場で調理して食べさせてもらいました。お寿司も美味かったです。
ジンベイザメに会いに!のとじま水族館
能登島へは七尾市の和倉温泉があるエリアから能登島大橋を渡って行きます。全長1,050mもあり、石川県の中で最も長い橋。今年のGWに淡路島に行ってきたのですが、その時と同じく、橋を渡って島に入る瞬間はとても心が躍りました(笑)
目的地は「のとじま水族館」。今回の旅行の中でも、子供達が海水浴と共に楽しみにしていた場所の一つです。
のとじま水族館の目玉はなんといってもジンベイザメ。日本の水族館では2022年9月現在、のとじま水族館のほか、大阪(海遊館)、鹿児島(いおワールドかごしま水族館)、沖縄(美ら海水族館)の計4箇所でしか見られないそうです。また、今回自分達はチラッとしか観なかったのですが、イルカやアシカのショーなども一緒に楽しめます。
入館料は、一般(高校生以上)1,890円、中学生以下(3歳以上)510円、3歳未満の子供は無料です。この日は平日ということもあり、チケット購入窓口は混んでいなかったですが、オンラインでもチケット購入ができるので、連休など混雑が予想されるタイミングで行かれる場合は、事前にオンラインで購入した方がよいかもしれません。
ジンベイザメとても迫力があり、子供たちも楽しんでいる様子だったので、来て良かったです!
穴水湯ったり館
のとじま水族館で遊んだあとは、能登島を西に横断し、ツインブリッジのと(中能登農道橋)から能登島を出て穴水町の方に車を走らせます。時間的には少し早かったのですが、お風呂に入るため「穴水湯ったり館」へ。温泉ではないですが、リーズナブルな料金設定で、サウナも付いていて中々居心地の良い場所でした。
入浴料は大人510円、小学生150円、幼児(3歳以上)100円と、東京で銭湯に入るよりも安い値段です。丘の上にあり、国道からは少し離れていますが、それもあってか人も少なく落ち着いて入浴できました。
道の駅あなみずで車中泊
その後、地元のローカルスーパーで夕食の買い出しをして、道の駅あなみずで車中泊しました。
なお、穴水周辺の車中泊スポットとしては「中居湾ふれあいパーク」という場所が人気らしいのですが、ナビに住所を入力して行ったところ全く違う場所に着いてしまい、探すのが面倒になったので、道の駅あなみずに行くことに予定を変更したのでした。
ちなみに車中泊ブログには、道の駅あなみずは傾斜があるため車中泊にはあまり向かないという類のことが書いてあったので、どれくらい傾斜があるのか少し心配でしたが、実際に行ってみると全く気にならないレベルでした。我が家が鈍感なのかもしれません(笑)
4日目:能登半島の海を目一杯遊んだ1日
穴水町から30km程度北上して能登町へ。ちなみに、穴水町・能登町はともに鳳珠郡(ほうすぐん)という同じ郡の所属になります。この日は五色ヶ浜での海水浴がメインの1日。海で遊びながら、珠洲市まで北上していく計画です。
九十九湾遊歩道
道の駅あなみずを出て、まず向かったのは九十九湾。海水浴場に向かう道中に、楽しそうな遊歩道を見つけたので立ち寄りました。のと海洋ふれあいセンターという施設の裏手にあります。ふれあいセンターの駐車場から徒歩ですぐです。
遊歩道といっても、浅瀬に石のブロックが置かれている感じなので、足を滑らせると海にドボン(笑)アスレチック感覚でちょっとしたスリルも味わえます。上の息子は問題なく歩くことができましたが、下の子にはちょっと危ない場所もあったので、途中からは私と上の息子の二人で遊歩道を探索。
魚はもちろん、カニやエビ、ヒトデなどの海の生物もたくさんの種類が生息しており、それらを探しながら進んでいくだけでも楽しかったです。
五色ケ浜で海水浴!
五色ヶ浜はその名の通り、1日5回、5色に海の色が変わるという言い伝えがあるそうです。小さな入江が2つあるだけで、広くはないですが、浅瀬で透明度の高いキレイな海でとても泳ぎやすかったです!
監視員の方がいる時間は10:00~16:00まで。その間は無料のシャワールームが使えます。駐車場も無料。ただ10台くらいしか駐められない広さなので、その点は注意が必要です。
道の駅すずなりにて車中泊
海水浴を楽しんだあと、更に北上して珠洲市方面へ。途中で夕食を取る予定でしたが、海ではしゃぎ過ぎて子ども達が爆睡してしまったので、この日もスーパーで買い出しをして車中飯で済ませることにしました。
夜ご飯の買い出しをしたあと、近くにある「道の駅すずなり」に行き車中泊をして過ごしました。
5日目:能登半島の最北端に到達。旅の終点、輪島市へ
道の駅すずなりから、能登半島の最北端に位置する禄剛崎灯台(ろっこうさきとうだい)へ向かいます。すずなりから灯台までは車で約14km程の距離。
道の駅狼煙から禄剛埼灯台へ
灯台の眼の前までは車で行けないので、道の駅狼煙に車を停めて徒歩で禄剛崎灯台へ。当然ですが、道の駅狼煙も、能登半島の中で最北端の道の駅です。狼煙から禄剛埼灯台までは徒歩で約20分くらいの距離です。
ちなみに、禄剛埼灯台は一般社団法人日本ロマンチスト協会(すごい協会があるんですねw)より2017年に恋する灯台に認定されているそうです。
海から昇る朝日と海に沈む夕日がどちらも見られるということが評価されているようです。事前に下調べせず来てしまったのですが、日の出か日の入りの時間を狙って来ても良かったかも^^;
輪島市内でまったり過ごす
禄剛埼灯台を観光後、輪島方面へ車を走らせます。輪島は翌日に朝市を見学する予定だったので、この日は周辺をゆるっと観光する予定でした。途中でお昼ご飯を食べたりしながら、輪島へと向かいます。
関連ランキング:和食(その他) | 能登町その他
そして輪島に到着。ひとまず輪島マリンタウンにある輪島キリコ会館の駐車場に停車。到着してから色々調べてみたところ、周辺には朝市以外には特に有名な観光名所がある感じでもなかったので、ひとまず子供たちが楽しめそうな、キリコ会館からすぐ近くにあるマリンタウンこども広場へ行ってみることにしました。マリンタウンこども広場は、遊具が充実しており、思いのほか子供達は楽しめたようで、3時間以上遊んでいました(笑)
夕方までたっぷりと遊んだあと、夜ご飯の買い物を済ませて、輪島KABULETという施設にある三ノ湯・七ノ湯という温泉施設へ。
こちらは源泉掛け流しの温泉で気持ちよかったです。入浴料も大人(中学性以上)470円、小学生140円、小学生未満が60円とかなりリーズナブル。そしてなんと近隣住民の方々は入浴無料とのことです。常連客と思われる地元の方々もたくさんいらしていました。
そしてこの日は輪島マリンタウンの駐車場で車中泊をしました。ちなみに輪島マリンタウンのメインの駐車場は午前8時~12時の間に出庫する場合のみ有料(普通車300円)となります(朝一の駐車場も同様のシステム)つまり、朝市の開催時間に車を動かさない限りは無料で停められます。変わったシステムですね。
私達が車中泊した場所はそこから少し離れた場所にある輪島キリコ会館の裏手にある駐車場。時間による制約がなく、いつでも無料で車の出し入れができて、24時間利用可能なトイレもあります。
中心地からは少しだけ離れますが、歩くことに抵抗がなければこちらの駐車場の利用をおすすめします。
6日目:輪島の朝市&能登の白米千枚田
新潟・富山・能登半島を巡る車旅もあっという間に最終日。輪島の朝市を観光した後、旅の最後に、世界農業遺産である千枚田を訪れます。
輪島朝市を観光
輪島の朝市は通称朝市通りと呼ばれている商店街(約360m)で毎日朝8時~12時まで行われていて、200以上の露天が出ています。食べ歩きをしたり、漆塗りのお店で買い物をしたりして楽しみました。
輪島の朝市は平安時代から行われていたことが分かる文献が残っているらしく、その歴史は1200年以上。それが今に至るまで毎日続いているとは本当にすごいですね。
商店街の中に永井豪記念館を発見。輪島市はデビルマンやマジンガーZの作者、永井豪さんの出身地だったんですね。
旅の最後に、白米千枚田へ
朝市を見て回った後、道の駅輪島に立ち寄ってお昼ごはんを食べてから帰路へと着くことに。6日間あっという間でしたね。
お腹いっぱい食べていざ帰路へ…。というつもりだったのですが、やはり最後に昨日前を通って気になっていた白米千枚田を観光してから帰ることにしました。白米千枚田は道の駅千枚田ポケットパークからアクセスできます。道の駅輪島からは約10km程の距離です。
昨日通ったときは、元々訪問する観光場所として入れていなかったこともあり、まぁいいかとスルーしてしまったのです。ただ、あらためて調べてみたところ、世界農業遺産として認定がされていて、輪島周辺の観光スポットとしては非常に人気が高い場所だったので、せっかくここまで来て白米千枚田に立ち寄らずに帰るのはやぼだなと、考え直したのでした。
「千枚田」と言われるだけあり、田の枚数は国が指定している部分で1,004枚もあるそうです。2006年5月に小泉純一郎さんが訪れて「絶景だよ、絶景」と褒め称えたエピソードが地元のマスコミの間では有名だそうです。息子の進次郎さんや永井豪さんなどの著名人が保有している田んぼもありました。
非常に気持ちの良い場所で、スルーせず最後に立ち寄って良かったです。
まとめ
今回の車旅、個人的には能登半島の旅路がとても素晴らしかったです。能登半島、行く前はわりと遠いかな~なんて考えていましたが、車中泊をしながら気軽に回れるキャンピングカーであれば、結果的に全く移動距離は気になりませんでした。やはり機動性の高いキャンピングカーはこういう時により真価が発揮されますね。キャンピングカー乗りで良かったな~とあらためて感じる瞬間です。
さて、白米千枚田から我が家までは500㎞ちょいと中々の長旅。帰り道は途中で観光をせずに、一気に自宅まで戻ったので中々ハードではありましたが、渋滞に巻き込まれることもなく、お昼過ぎに能登半島を出発したところ、夜21時過ぎには帰宅することができました。
そして今回、石川県(能登半島)を回ったことで、中部地方もキャンピングカーで全県制覇をすることができました!
まだ未開拓エリアが多いのは、中国・四国と九州地方。特に九州はキャンピングカーではまだ足を踏み入れたことがないです。ただ、長期休暇だったとしても中々行きづらい超ハードな距離なんですよね。船便も微妙ですしね。いつかはキャンピングカーで回ってみたいところです。
ブログを書く励みになります。ぜひポチっとクリックをお願いします。
にほんブログ村
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] […]