キャンピングカーで行く富山県(黒部〜富山市〜氷見市)車旅

11月の3連休(11/2〜4)は、まだ未開拓の地に旅行に行ってみようと思いたち、富山県に車旅に行ってきました。定番の黒部ダムから、富山市内観光、氷見市方面へと車を走らせ、観光地を回って来ましたので、それぞれ紹介していきます。

金曜日の夜。22時頃に自宅を出発。深夜未明に何とか八ヶ岳PAまで辿り着きました。おかげで翌日は、連休の渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに黒部ダムまで移動できました。

土曜日の早朝、PAから綺麗に八ヶ岳が拝めました。

余談ですが、金曜日の夜に待ちに待った任天堂SwitchLiteが届きました。これでキャンカーライフが更に快適に^^

目次

北アルプスの紅葉を楽しみながら、長野ルートで黒部ダムへ


黒部ダムへは長野県側の立山黒部アルペンルートにある扇沢駅から。黒部ダムは富山県と長野県の県境に位置しています。標高1454mの場所にあるので、少し厚着で行かれることをおすすめします。個人的にはかなり肌寒く、都内の12月初旬くらいに感じました。なお、服装については公式HPでもアナウンスされているので、事前チェックをおすすめします。

道中、野生の猿を発見。扇沢の駅前にも何匹かいました。

扇沢駅に駐車場はある?有料・無料ともに解説

扇沢駅には、無料の駐車場が230台(第1・第2の2箇所)、有料駐車場が350台分あり、24時間使えます。自分たちが到着したのは10時前でしたが、駅に近い無料の第1駐車場は既に満車で、少し離れてしまいますが第2駐車場に車を止めました。といっても駅までは徒歩5分もあれば行けるので、距離は感じません。

左手に見えるのが無料の第一駐車場。朝10時の時点で満車。

第2駐車場の方は数台のみでガラガラでした。

ちなみに、駅前の有料駐車場は12時間1,000円。有料駐車場にはキャンピングカーは侵入できないのでご注意を。

有料駐車場入り口。当然扇沢駅からは一番近いです。24時間営業。

写真の通り、キャンカーやマイクロバスは入場不可。高さ制限(2.6m)からでしょうか。車高OKでも無料を使うのが無難ですね。

黒部ダムは、見た目も建築工程もスケールがデカい!

黒部ダムへは、扇沢駅からバスに乗り継いで関電トンネルを抜け約15分。バスが1時間に2本しか運行していないので、効率よく観光したい方は事前に時刻表をチェックしておくとよいでしょう。なお54年間の間、親しまれてきたトロリーバスが運行を終了し、今年から電気バスになったそうです。

今年から稼働を開始した電気バス。これはこれで快適でしたが、トロリーバスも体験してみたかったです。

ダムの入り口で、ご当地のゆるキャラ、くろにょんに遭遇(笑)

大きく分けると、遊覧船・レストハウスに直接行けるルートと、展望台を経由し、遊覧船・レストハウス方面に行くルートの2種類があります。自分達は後者を選択。

黒部ダムは堤高(ダムの高さ)が日本一で、実際に回ってみると、そのスケールの大きさを感じられました。この規模のダムが約60年前も昔に建築されたということに対する驚きと、先人への尊敬の念を抱く。そんな想いです。というのも、ダムが完成するまでに最高打設日で1日960回ものコンクリートを運搬していたそうです。単純計算で、8時間労働だと仮定すると(もっと働いていたと思いますが)1時間あたり120回。1分間に2回。驚愕の数字です。石原裕次郎さんが主演の「黒部の太陽」という黒部ダムの建設をテーマにしたドキュメンタリー映画がありますが、黒部ダムを見学したことで興味が湧きました。Amazonプライムにもあるので観てみたいと思います。

黒部ダムは圧巻の大スケール。

観光放水期間(6/26〜10/15)であれば、大迫力の放水が見られるそうです。

紅葉が始まってきており、コンストラストが綺麗でした。

写真の黄色い設備がコンクリートを運搬したバケット。これで1日960回ですよ!

観光後、黒部ダムカレーを食す

黒部ダムの見学終了後、バスで扇沢駅まで戻り、名物の黒部ダムカレーを食べました。黒部ダムカレーとアーチダムカレーをそれぞれ注文。黒部ダムカレーはほうれん草を使った本格的な辛口カレーで想像以上に美味しかったです。

黒部ダムカレー。ほうれん草の辛口ルーが大人な向けの味。個人的には好みでした。

黒部アーチダムカレー。昭和40年から変わらない味だそうです。

黒部ダムの次は、富山市内観光へ。

黒部ダム観光を終え、いざ富山市内へ。そして、駐車場から出ようとしたときに思わぬトラブルが発生。急に何かにぶつかりドーンという衝撃を受けて、何事だ!?と車を降りてチェックしてみると、なんと出口に縁石が埋まっているというトラップw見事にぶつかってしまい、プラスチックのアンダーカバーが少し曲がってしまいました。ショック〜。少し走ってみたところ、運転には特に問題なさそうなので、気を取り直して富山市内へ。

市内までは直線距離だと近いのですが、間には北アルプスがそびえ立っているため、一度、新潟県の糸魚川市まで北上してから迂回する必要があります。これが思いのほか距離があり、なんと扇沢から市内までは150km以上の道のり。お昼を食べ、13時頃に出発しましたが、市内に到着したのは夕方16時30分頃でした。

途中、道の駅小谷でトイレ休憩。温泉が併設されていて賑わっていました。

富山城城址公園。ライトアップされた夜の富山城を散歩

富山駅駅前にある富山城へ。到着したタイミングではまだギリギリ太陽が出ていましたが、駐車場を探し、車を駐めているうちに日が沈み、夜になってしまいました。富山城の中に入るには営業時間外でしたが、せっかくなので夜の富山城を散歩しました。

ライトアップされた富山城もなかなか綺麗で見応えがあります。

駅前の和食、寿司居酒屋の長八でご飯

その後、富山駅を見学に行き、夕食タイム。お寿司が食べたいというので、駅前にあるお店に何店舗か行ってみたのですが、どこも予約でいっぱいの状態。どうしようかな〜とふらふらしていたところ、和食・お寿司が食べられる居酒屋の長八を見つけました。お寿司専門店ではないですが、お酒の種類も豊富だし、お寿司だけでなく、和食のおつまみも食べられるので、結果的にこちらを選んで正解でした。

富山と言えば、ほたるいか!

ご当地ソーダもありました。その名も「黒部の泡水」。

息子の大好物、牛すじ煮込みがあったので注文。

のどくろやヒラマサなど、地物なんでしょうか。美味しかったです。

せっかく来たので富山駅を見学。流線系のデザインで、金沢駅と雰囲気が似ていました。

ご飯のあと、日帰り温泉劔の湯へ

ご飯を食べてから一度キャンカーに戻り、用意をしてから日帰り温泉へ。富山駅前には、いくつか日帰り入浴できる温泉施設がありますが、中でも徒歩で行ける「天然温泉劔の湯」へ。

劔の湯は「御宿野乃」という旅館にある大浴場で、日帰り入浴でも入れるように開放しています。日本全国で展開するドーミーインのホテルブランドのひとつだそうです。富山城址公園から富山駅と反対方向に大通りを4〜5分歩いた場所にあります。

日帰り温泉の料金は以下の通りです。(以下HPより引用)

【平日】15:00~22:00(最終入場21:00)
【土日祝】15:00~22:00(最終入場21:00)

(大人)【平日・土日祝】900円
(小人)【平日・土日祝】500円
※小人500円(3歳~小学生まで)大人1名につき、未就学児1名無料 ※乳幼児(3歳未満)無料

露天風呂に檜風呂、打たせ湯など、お湯の種類が多く、楽しめました。また、毎日21:30~23:00限定で「夜鳴きそば」が無料で振る舞われています。知らずに通りがかったので、まさか無料で食べられるとは思わず、得した気分ですw

夜泣きそば。一人1人前が無料で振る舞われます。

食堂の様子は写真の通り。ゆっくりできます。

富山観光に便利な車中泊スポット:タイムズ富山桜木町

この日、車中泊した場所は富山城址公園から道路を挟んだ場所にあるタイムズの駐車場。道の駅まで移動しようかとも考えましたが、翌日も市内観光をすることを考慮して、利便性を取ることにしました。富山市内には道の駅がなく少し離れているんですよね。繁華街から近いので、夜は酔っ払いの声が少し気になりましたが、正直、下の息子の夜泣きと比べたら大したことはないですw

駐車料金は、夜間(19時〜翌朝7時)の最大料金は900円なので、夕方から駐めていましたが、1,500円で済みました。

富山市内の観光スポットを紹介

富山城城址公園内にある、富山市郷土博物館

翌日。朝ごはんを食べてから、富山城の城址公園を散歩していると、文化の日ということで、郷土博物館(富山城)が無料で開放されていました。中では、富山城のこれまでの歴史や文化、周辺で発掘された土器などが展示されていました。

日中の富山城。夜とは全く違う雰囲気。

文化の日ということで、無料開放されていました。

展示されている内容は、The郷土博物館。

上まで登ると、富山市内が一望できます。

子連れでもたくさん遊べる、富山県美術館

その後は、同じ市内にある富山県美術館へ。富山美術館は、岡本太郎やピカソなどの有名なアーティストの展示物があり、美術に関する造詣のない自分でも楽しむことができました。

また、美術館の屋上にはNHKの「デザインあ」の総合指揮で知られる佐藤卓氏がデザインした「オトマトペの屋上」という遊び場があり、子どもと一緒に親子で楽しめる作りになっています。オトマトペとは、「ぐるぐる」「つるつる」「ひそひそ」などの擬音語・擬態語のこと。それらをモチーフにした遊具が揃っており、この日もたくさんの子どもが遊んでいました。

岡本太郎の原爆をテーマにした「明日の神話」

ピカソ

オトマトペの屋上。プリプリ〜。

全面芝生なので、小さい子でもハイハイして楽しめます。

富山に来たからには、ソウルフードの富山ブラックを:西町大喜

富山県に来たら、絶対に押さえておきたかったのがご当地グルメの「富山ブラック」。都内では、以前住んでいた家の近くにたまたま富山ブラックが食べられるお店があったのですが、本場はもちろんはじめて。富山に来たからにはソウルフードを食べずに帰る訳にはいきません。

自分達が選んだお店は、西町大喜。昭和22年に創業された歴史あるラーメン屋さんです。お店のHPによると、終戦後の昭和22年。ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、濃い味付けでチャーシューのたっぷりはいった「よく噛んで」食べるおかずになる中華そばとして考案されたのが始まりだそうです。

確かに食べるおかずとはよく言ったもので、かなり濃厚で塩辛く、ご飯と合います。これはスタミナがつきそう。個人的にはわりと好きな味でした。

お昼どきで大盛況。地元の方も観光客の方も、両方食べに来ている様子でした。

当然、ラーメンライスで注文しましたw

昼食後は、氷見市の方面に移動をすることにしました。目的地は温泉併設で人気の道の駅、氷見番屋街。道中、他の道の駅にも寄り道をしつつ向かいます。

富山県の道の駅を紹介

道の駅カモンパーク新湊

射水市にある道の駅。白エビかき揚げ丼が名物のようです。富山ブラックでまだ満腹だったので、かき揚げ丼は食べれませんでしたが、せっかくなので白エビのかき揚げを単品でテイクアウト。夜のおつまみに購入しましたが、冷めてもサクサクで美味かったです。次回はぜひかき揚げ丼も食べてみたい。

10年近く前ですが、全国ご当地どんぶり選手権なるもので優勝したらしいですw

白エビのかき揚げ

温泉併設の人気車中泊スポット、道の駅氷見番屋街

カモンパークから更に北西に進み、氷見市へ。富山市内から氷見番屋街までは約40km弱です。それにしても、ここにはキャンカーがたくさんいました。旅行中、最もキャンカー率の高い道の駅でした。自分の経験上、キャンカーがたくさん止まっている道の駅はハズレがない。そして、一泊してみて、そのジンクスが間違いなかったことを確認できました(笑)っという訳で、実際に道の駅氷見に1泊してみて感じた、その魅力についてご紹介します。

道の駅氷見の魅力を3つご紹介!

その1.回転寿司・レストラン・フードコートなど、食が充実。

まず、食が充実しており、軽食からきちんとした食事まで、たくさんのお店があるため、道の駅から出ずに1日過ごせてしまいます(笑)

また、地物の新鮮な魚が食べられる回転寿し、浜焼き屋台、魚介系レストランなど、それぞれのレベルが高い!自分達は、回転寿司の「氷見前寿し」に行きました。どのネタも美味しかったですよ。

ただ、ネタ切れになると営業時間内(10:00〜21:00)であっても閉店してしまうため、確実に入店したい方は早めに行くことをおすすめします。ちなみに、自分達は19時前に行きましたが、品切れが多いという理由で、来店お断りになりかけましたw余っているネタだけでも良いので入れないかと交渉して、何とか滑り込みセーフでしたが、ひと足遅ければ、残念な結果になるところでした。

「氷見前寿し」には、都内の回転寿司ではあまり見かけないネタもありました。写真はカレイ。

番屋街の雰囲気。営業時間終了間際。

「浜焼き屋台かぶす屋」で食べた朝ごはんの漁師汁。

おにぎりとセットで500円。これはお買得。

その隣のお店で買ったサーモンも美味しかったです。絶品過ぎて、思わず1本おかわりしてしまいましたw

その2.足湯に天然温泉!お風呂が充実。

食の次は、お風呂。道の駅で車中泊する場合、お風呂が併設されていると、お風呂でさっぱりしてからすぐに飲めるのでありがたいです。

氷見には足湯もあり、8:30〜17:30まで、晴れていれば、海越しに立山連峰を眺めながら、足湯に浸かることができます。ちなみに今回は雲がかかっており、立山連峰を拝むことができず残念でした。

天気が良いと、奥に見える海の向こう側に立山連峰が眺められるそうです。

氷見温泉郷総湯は、源泉かけ流しの天然温泉。露天風呂と内湯があり、お湯も子どもが入れるくらいの温度で、個人的にはちょうどよい湯加減で、ゆったりと楽しめました。

以下、HPより営業時間と入浴料です。

営業時間:10:00〜23:00

入浴料:大人:650円
小人:300円
幼児:100円(3歳以下)

自分の経験上、幼児料金が別途かかるのは珍しいのですが、ベビーベッドは完備されていますし、洗い場にベビーチェアがあったりと、幼児連れでも安心して入れるようになっています。また、土日祝日は朝7時から朝風呂がやっています。

その3.駐車場が広くて使いやすい。

そして最後のポイントは広い駐車スペース。普通車220台が停められます。温泉の駐車場は別に90台分用意されているので、混雑はしていても、駐車のしづらさは感じませんでした。また、駐車スペースの前後の幅もゆとりがあります。キャンカーは、軽キャンを除けば、普通車より幅があって長いのが基本なので、キャンカー乗りのストレスを軽減するGoodポイントかと思います!

ということで、自身が体験してみると、キャンカー乗り・車中泊ユーザーに大人気な理由がよ〜く分かりました。お近くに行く際にはぜひ立ち寄って欲しい道の駅です。

まとめ

氷見で車中泊をした翌日。時間の都合で見れなかった番屋街を回って堪能してから、午前中には帰路に着きました。なので、連休最終日に関してはほぼ1日中運転。自宅までは約450kmとかなりの長旅となりました。

はじめての富山県、車でのアクセスはわりと大変ですが、市街地・自然のどちらも観光地が充実していて、海の幸を中心としたご飯も美味しい良い場所でした。今回は子どもが小さいので、マイナス気温になる立山のミクリガ湖など、気になったけど、回れなかった観光地もあるので、次回また忘れた頃に再訪してみたいと考えております。

帰り道、休憩がてら立ち寄った群馬県の道の駅「ららん藤岡」はイルミネーションが綺麗でした!

お土産に購入した白エビマヨラスクが絶品でした。おすすめ。

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この記事を書いた人

三重県出身の東京住み。2018年にキャンピングカー をゲットしたことをきっかけにブログでの情報発信を開始。愛車はハイエースベースのラミータ(RAMITA)。ファミリー(嫁と息子2人)とのキャンプや車旅、アウトドア体験など、キャンピングカーライフを徒然なるままに綴っています。

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